最終確認日:2026年10月19日
水漏れに気づいたら、まず止水栓、または水道の元栓(水道メーターの近く)を閉めます。
水が止まったら、漏れた水を受け止め、状況の写真を撮り、連絡します。
集合住宅や賃貸の場合は、先に管理会社(または大家さん)に連絡し、連絡がつかないときは修理業者に相談します。
水漏れしたとき、最初にすること
- 止水栓、または元栓を閉める
- 漏れた水を受け止める
- 漏れた場所や、ぬれた範囲の写真を撮る
- 連絡する(戸建てなどは修理業者へ。集合住宅や賃貸は、先に管理会社または大家さんへ。連絡がつかないときは修理業者に相談する)
自治体やメーカーの案内でも、水漏れのときは、まず水を止めることが最初の対応とされています。
北九州市上下水道局は、水漏れのときは急いで、メーターボックス内の止水栓(水道の元栓)を閉めるよう案内しています。
TOTOも、大量の水が流れ出て手に負えないときは、まず水道の元栓を閉めるよう案内しています。
国民生活センターは、トイレの修理に関するリーフレットで、水漏れの場合は止水栓を閉めること、応急処置をして落ち着いてから修理業者に見積もりや修理を依頼することを案内しています(2023年3月)。
手順2と3は、公的機関の資料にはない、当協会の案内です。
写真は、修理業者や管理会社に状況を伝えるときに使えます。
2009年から駆け付け型の水道修理業界に携わってきた当協会の代表が、見てきた範囲でお伝えします。
代表は、水漏れの電話を受ける立場にもいました。
電話では、まず止水栓の場所と止め方を案内していました。
そのあとに住所を確認していました。
住所の確認は、作業員の状況と到着時間を確認するためです。
お客様が落ち着いてから、受付を始めていました。
止水栓と元栓の違い、閉め方
止水栓と元栓は、止まる範囲が違います
| 名前 | 場所 | 止まる範囲 |
|---|---|---|
| 止水栓 | トイレ、洗面台、キッチンなど、器具ごとの給水管 | その器具の水 |
| 元栓 | 水道メーターの近く(一般には、メーターより水が来る道路側。名古屋市の図)。戸建ては敷地内の地面、集合住宅は玄関横のパイプシャフト内 | 家全体の水 |
止水栓や元栓の場所や形は、種類や新旧、建物によって違います。
元栓の場所について、TOTOは、水道メーターの近くにあり、戸建ては宅地内の地面、集合住宅は玄関横のパイプシャフト内にあると案内しています。
自治体によっては、メーターボックス内の元栓のことも「止水栓」と呼びます。
たとえば北九州市上下水道局は、「メーターボックス内の止水栓(水道の元栓)」と案内しています。
この記事では、器具ごとの弁を「止水栓」、家全体の弁を「元栓」と呼びます。

名古屋市上下水道局の資料の図では、元栓は、水道メーターの道路側(水が来る側)にあります。
北九州市上下水道局も、メーターボックス内の写真の説明で、止水栓のある方からメーターの方へ向かって水が流れる、と書いています。
集合住宅の元栓とメーターの並びを示した公的な資料は、確認できた範囲では見つかっていません。
並びは、建物によって異なる場合があります。
止水栓の閉め方
止水栓は、右(時計回り)に回すと閉まります。
TOTOは、マイナスドライバー、または製品に付属の開閉工具を使うよう案内しています。
国民生活センターは、コインやドライバーなどで時計回りに回して閉める方法を紹介しています。
LIXILは、ハンドルがあるタイプは、時計回りに回して給水を止めると案内しています。
元栓の閉め方
元栓は、水道メーターの近く(一般には、メーターより道路側)にあります。
名古屋市上下水道局の資料では、メーターボックスのふたを開け、固くなるまで右回りに閉める手順が示されています。
水漏れが起きる前に、止水栓と元栓の場所と閉め方を確認しておくと、慌てずに対処できます。
国民生活センターと千葉県も、自宅の止水栓の位置と締め方を確認しておくよう案内しています。
あわせて、お住まいの水道局のウェブサイトで、水漏れ修理の依頼先も確認しておくと、慌てずに連絡できます。
依頼先や窓口の案内は、地域によって異なります。
固くて回らない、見つからないとき
TOTOは、止水栓が固くて回らないときは、無理をせずに家全体の元栓で閉めるよう案内しています。
タンクのまわりに止水栓が見当たらないときも、元栓で閉めます。
代表が見てきた範囲では、水漏れの電話の4割ほどで、止水栓が見つからないか、固くて回らないという状況でした。
これは代表個人の感覚で、統計ではありません。
元栓が見つけにくかった建物は、マンション(建物によって違います)、文化住宅(木造2階建ての古い集合住宅)、古い戸建てでした。
応急処置でよく見かけた失敗は、力いっぱい止水栓を回そうとして、壊してしまうことでした。
止水栓が見つからない、回らないという状況のときは、急いで作業員を向かわせるため、住所の確認を進めていました。
水漏れのときにやってはいけないこと
- 無理に力をかけて、止水栓を回す
- 止水栓を閉める前に、修理や部品の取り外しを始める
- 手がぬれたまま、プラグやコンセント、スイッチに触る
- 温水洗浄便座から水が漏れているのに、そのまま使い続ける
無理に回すと、配管を壊し、漏水による被害が広がるおそれがあります(TOTO)。
TOTOは、トイレの修理は止水栓を閉めてから行うよう案内しています。
電気については、場面ごとに資料があります。
資料によって対象の場面が違うため、場面を分けて紹介します。
- 日常の水回り:東京都生活文化局は、水は電気をよく通すため、ぬれた手でプラグやコンセント、スイッチなどに触ると感電するおそれがあると注意しています(2016年12月7日)。
- 温水洗浄便座の水漏れ:LIXILは、シャワートイレから漏水している場合は、感電防止のため、まず電源プラグを抜くよう案内しています。感電のおそれがあるため、注意して抜くとされています。
- 温水洗浄便座の水漏れ:TOTOは、温水洗浄便座(ウォシュレット)の本体から水漏れしている場合は、電源プラグを抜いて止水栓を閉めるよう案内し、故障したまま使い続けると、火災、感電、漏水の原因になるとしています。
- 水害:電機業界団体のJEITAは、水害などでぬれた電気製品は使わず、メーカーや販売店で点検・修理を受けるよう案内しています。水害を想定した資料で、水道の水漏れを想定したものではありません。
これらは場面の異なる資料で、手がぬれているときにプラグを抜いてよいかどうかまでは、書かれていません。
水道管の水漏れで、水がコンセントや分電盤、家電にかかっているときの行動を直接案内した公的機関の資料は、確認できた範囲では見つかっていません。
そのため、この記事では、ブレーカーなどの操作の手順は載せていません。
閉めたあとにすること、閉まらないとき
修理業者や管理会社へ連絡します
持ち家などで、宅地内で漏水した場合は、水道局が指定した事業者(指定給水装置工事事業者)に修理を依頼します(北九州市上下水道局)。
指定の考え方は自治体によって異なる場合があります。
お住まいの水道局のウェブサイトなどで確認してください。
集合住宅や賃貸では、先に管理会社(または大家さん)に連絡します。
連絡がつかないときは、修理業者に相談します。
東京都水道局は、マンションなどの共同住宅の場合は、建物の所有者・管理者・管理会社に連絡するよう案内しています。
国民生活センターは、賃貸住宅で水漏れなどのトラブルが起きたときは、すぐに貸主側に連絡して相談するよう呼びかけ、貸主側に無断で修繕を行うと、退去時の原状回復でトラブルになる可能性があると注意しています(2026年2月17日公表)。
同じ資料は、必要な修繕は原則として貸主側に修繕の義務がある、とも説明しています。
代表が見てきた範囲では、集合住宅や賃貸の水漏れでは、お客様にオーナーや管理会社にも連絡してもらい、現地に着いた作業員が、オーナーや管理会社に説明していました。
連絡がつかないまま作業を頼んだときの費用の扱いは、賃貸借の契約などによって変わります。
見積書・領収書・写真を残しておくと、後で管理会社・大家さんに相談しやすくなります。
費用を大家さんに請求できるかどうかは、この記事では判断できません。
費用は誰が負担するか
東京都水道局は、宅地内の水道メーターから蛇口までの漏水修理は、お客様の負担になると案内しています。
負担の範囲は、自治体によって異なる場合があります。
お住まいの水道局に確認してください。
賃貸の場合の費用の負担は、契約の内容や状況によって変わります。
管理会社に確認してください。
業者を探すときは、慌てて決めない
水漏れの修理で業者を探すときは、慌てて決めず、料金と見積もりを確認します。
広告の金額だけで決めないこと、電話で確かめることは、「水道修理の格安広告から高額請求になる流れと、電話で確かめること」で説明しています。
見積書の見方と、追加作業を勧められたときの断り方は、「水道修理の見積書で確認する項目と、追加作業を勧められたときの断り方」で説明しています。
業者とのトラブルになったときは、消費者ホットライン188(お住まいの自治体の消費生活センター等につながります)に相談できます。
188は、水漏れの応急処置の相談先ではありません。
止水栓も元栓も閉まらない、水が止まらないとき
止水栓も元栓も閉められないとき、水が止まらないときは、すぐに連絡します。
集合住宅や賃貸では、先に管理会社(または大家さん)に連絡します。
連絡がつかないときは、修理業者に相談します。
戸建てなどは、修理業者に連絡します。
被害が広がりそうなときは、待たずに修理業者にも連絡して構いませんが、自己責任となります。
TOTOは、トイレの止水栓が固くて回らず、家全体の元栓も閉められない場合は、お買い求め販売店、もしくは工事店、またはTOTOメンテナンスに依頼するよう案内しています。
この場面の連絡先を直接案内している公的機関の資料は、確認できた範囲では見つかっていません。
上の連絡の順番は、当協会の案内です。
ご自宅の状況に合わせた質問は、水の相談掲示板もご利用ください。
水が止まっていないときは掲示板を使わず、管理会社や修理業者に連絡してください。
出典・参考
- TOTO「止水栓の閉め方と調整方法」https://jp.toto.com/support/repair/toilet/howtoclose_adjust_waterstopcock/(更新日の記載なし。2026年10月18日 確認)
- TOTO「突然の水漏れ、破損で水が止まらない」https://jp.toto.com/support/emergency/waterleak/suddenlywaterleak/(更新日の記載なし。2026年10月18日 確認)
- TOTO「ウォシュレット(温水洗浄便座)をお使いのお客様へ」https://jp.toto.com/support/maintenance/toilet/checkpoint/senjyo_checkpoint/(更新日の記載なし。2026年10月18日 確認)
- LIXIL「水漏れを止めたい!」(自分で解決 トイレのトラブル)https://www.lixil.co.jp/support/self/toiletroom/001.htm(更新日の記載なし。2026年10月18日 確認)
- 国民生活センター「トイレの修理で予想外の高額請求に注意!」リーフレット(2023年3月)https://www.kokusen.go.jp/c-edu/pdf/tr_rep-t_ja_lf.pdf(2026年10月19日 確認)
- 国民生活センター「水漏れ修理、解錠など「暮らしのレスキューサービス」でのトラブルにご注意」(2018年12月20日発表、2019年1月10日更新)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20181220_1.html(2026年10月18日 確認)。止水栓の位置と締め方の確認の助言は PDF 版に記載があります:https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20181220_1.pdf(2026年10月19日 確認)
- 国民生活センター「賃貸住宅の原状回復トラブルにご注意!」(2026年2月17日公表)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20260217_1.html(2026年10月18日 確認)
- 東京都水道局「水漏れ修理」https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/trouble/rousui/shuri(掲載日の記載なし。2026年10月18日 確認)
- 北九州市上下水道局「自宅内で水が漏れ出しました。どうすればよいのですか?」https://www.city.kitakyushu.lg.jp/suidou/s00301022.html(更新日の記載なし。2026年10月19日 確認)
- 名古屋市上下水道局 リーフレット「地震時の行動ポイント」(発行年の記載なし)https://www.water.city.nagoya.jp/file/39065.pdf(2026年10月18日 確認)
- 千葉県 環境生活部くらし安全推進課 消費者安全推進室「トイレ修理で思わぬ高額請求に!」(2024年11月6日更新)https://www.pref.chiba.lg.jp/seikouan/shouhi/johou/toiresyuuri.html(2026年10月19日 確認)
- 東京都生活文化局「水回りの電気製品による感電に注意しよう!」(2016年12月7日)https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/attention/documents/kigaikiken_mizumawari_kanden.pdf(2026年10月18日 確認)
- 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)「水害等で機器が濡れた場合」(発行年の記載なし)https://www.jeita.or.jp/japanese/anzen/pdf/wet.pdf(2026年10月18日 確認)
当協会は、水道修理工事を行っていません。
水道修理業者のご紹介は、現時点では行っていません。
この記事は、公的機関などの資料をもとにした一般的な情報提供です。
ご自宅の状況や契約の内容によって、結論は変わることがあります。
個別のご事情は、消費生活センター(188)などの専門の窓口にご相談ください。
この記事の作成:日本緊急水道修理業協会 準備事務局
当協会と、代表が運営する別のサイトとの関係は、関連事業との関係についてをご覧ください。

