最終確認日:2026年10月27日
トイレがつまったときは、まず水を流さず、水位が上がってあふれそうなときは止水栓を閉めます。
軽いつまりなら、ラバーカップ(トイレ用のゴム製の吸引具)で直ることがあります。
直らないときや、トイレ以外の排水のつまりは、無理に触らず、管理会社や自治体の窓口に相談してください。
賃貸住宅にお住まいの方は、修理の前に管理会社か大家さんに連絡してください(費用の負担が変わることがあります)。
最初にすること:もう一度水を流さない
札幌市は、一度つまらせてしまうと汚物が便器からあふれる危険があるため、決して無理に水を流さないよう案内しています。
レバーを引いて、もう一度流すこともしないでください。
水位が上がってあふれそうなときは、止水栓や元栓を閉めて水を止めることで、被害が最小限に収まる場合があると、神奈川県は案内しています。
止水栓は、時計回りにコインやドライバーなどで回すと閉まります(国民生活センター)。
止水栓と元栓の場所と閉め方は、次の記事で説明しています。
ラバーカップで試す:手順
国民生活センターは、ラバーカップで詰まった水を吸い上げるように数回上下させると、詰まりが解消することがあるとしています(2023年3月のリーフレット)。
鎌倉市、東京都下水道局、神奈川県も、ラバーカップで直ることがあると案内しています。
- 排水口の見える場所に異物があれば、ゴム手袋をして取り除きます(東京都下水道局)。手が届く範囲にとどめ、奥へ入れないでください。
- ラバーカップのゴムの部分が水に浸かる水位にします。水が足りないときは、レバーで流さず、バケツなどで少しずつ、あふれない範囲で水を足します(当協会の考え方)。
- ラバーカップの先を排水口に静かに強く押し付け、勢いよく手前に引きます(札幌市)。強く押し付けるのは排水口に密着させるためで、押し込むのではありません。引くのが基本です(当協会の考え方)。
- 吸い上げるように、数回上下させます(国民生活センター)。
- つまりが取れたか確かめるときは、レバーで流さず、バケツなどで少しずつ、あふれない範囲で水を足して確認します(当協会の考え方)。
直らないとき・トイレ以外のつまりは、無理に触らない
何度繰り返しても流れが悪いときは、異物が残っている可能性があると、札幌市は案内しています。
ラバーカップで直らないとき、またトイレ以外(台所、浴室、洗面所など)の排水のつまりは、この記事の方法を当てはめず、無理に触らずに相談してください。
- 賃貸住宅:管理会社や大家さんに連絡します(国民生活センター、鎌倉市)。
- 持ち家:自治体の下水道の窓口に相談します。東京都下水道局は「排水なんでも相談所」や東京都指定排水設備工事事業者を、札幌市は複数の排水設備指定業者への相談を案内しています。
- 費用:排水設備は個人の財産のため、台所やトイレなどの排水管や宅地内の排水設備のつまりや破損は、利用者の費用負担で清掃・修繕を行います(札幌市)。
- 見積り:点検や見積書の作成が有料になる場合があるため、電話で相談するときに確認します(札幌市)。
業者に電話する前の確認は、水道修理を電話で依頼する前の確認リスト:会社の確かめ方と準備で、見積書の見方は、水道修理の見積書で確認する項目と、追加作業を勧められたときの断り方で説明しています。
安い料金を広告に出していた事業者に頼んで高額な請求を受けた、というトラブルが多発していると、神奈川県は注意を呼びかけています。
請求を受けたときは、トイレのつまりで高額請求されたとき:請求の確かめ方と相談先をご覧ください。
つまりのもとになる、流してはいけないもの
- トイレットペーパー以外の、水に溶けにくいものは流さないでください。紙おむつ、おしりふき、ティッシュペーパーなどが、排水管を詰まらせる原因になります(東京都下水道局)。
- 名古屋市は、ウェットティッシュ、ペーパータオル、生理用品、布なども、下水道に流さないよう呼びかけています。
- 札幌市は、トイレに流せるのは汚物とトイレットペーパーだけとしています。
- 節水型の便器は流れる水量が少ないため、排せつ量が多いときや、トイレットペーパーを多く使ったときは、つまりやすくなります(鎌倉市)。
2009年から駆け付け型の水道修理業界に携わってきた当協会の代表が、見てきた範囲でお伝えします。
トイレのつまりでは、床にあふれさせてしまったお客様が、多くいました。
気が動転すると、レバーを引いて、さらに水を流してしまう方もいました。
ラバーカップを使ううえでは、次のような場面がありました。
- 押し込んでしまう使い方が、いちばん多く見られました。ラバーカップは、引くのが基本です。
- ラバーカップのサイズが、便器に合っていないことがありました。
- 水位が足りないことがありました。
- 数回で「ダメだ」とあきらめる方がいました。
ラバーカップを先に用意しておいたお客様は、助かっていました。
出典・参考
- 国民生活センター「トイレの修理で予想外の高額請求に注意!」リーフレット(2023年3月)https://www.kokusen.go.jp/c-edu/pdf/tr_rep-t_ja_lf.pdf(2026年10月27日 確認)
- 札幌市下水道「下水がつまった」(更新日 2023年1月13日)https://www.city.sapporo.jp/gesui/02okomari/01okomari.html(2026年10月27日 確認)
- 東京都下水道局「トイレのつまり」(更新日の記載なし)https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/inquiry/qa/fqmenu1/fq1007(2026年10月27日 確認)
- 東京都下水道局「紙おむつや水に溶けにくいティッシュなどをトイレに流さないで!」(更新日の記載なし)https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/takuchi/toilet(2026年10月27日 確認)
- 神奈川県「トイレのつまり」(2026年1月9日更新)https://www.pref.kanagawa.jp/docs/r7b/cnt/f370208/toilet-clog-trouble.html(2026年10月27日 確認)
- 鎌倉市「生活の情報」令和3年(2021年)10月 No.2 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/seikatu/documents/jyouhou2021_2.pdf(2026年10月27日 確認)
- 名古屋市上下水道局「下水道に流さないでください」(2024年10月31日更新)https://www.water.city.nagoya.jp/category/gokyouryoku/142186.html(2026年10月27日 確認)
- 札幌市下水道「正しい下水道の使い方」(2020年5月21日更新)https://www.city.sapporo.jp/gesui/04chishiki/01tadashii02.html(2026年10月27日 確認)
更新履歴:2026年10月27日 公開
当協会は、水道修理工事を行っていません。
水道修理業者のご紹介は、現時点では行っていません。
この記事は、公的機関などの資料をもとにした一般的な情報提供です。
ご自宅の状況や契約の内容によって、結論は変わることがあります。
個別のご事情は、消費生活センター(188)などの専門の窓口にご相談ください。
この記事の作成:日本緊急水道修理業協会 準備事務局
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