最終確認日:2026年10月30日
トイレ修理と、水漏れ・排管等(排水管など)の詰まりの修理の相談件数は、2020年度に大きく増えました。
2023年度まで、2019年度以前より高い水準が続いています(国民生活センターの資料。消費者委員会 第453回 資料1-1、2025年2月18日。2024年12月末までの登録分)。
ただし、件数は相談として登録された数で、実際の被害の数そのものではなく、2024年度は年度の途中までの数字で、ほかの年度と単純には比べられません。
ここで扱う件数は消費生活相談の登録数で、お住まいの地域や、特定の事業者の状況を示すものではありません。
修理を待つあいだの応急処置の目安です。
安全にできる範囲で、無理せずどうぞ。
症状を選んでください
汚水が逆流する
大雨のとき(下水が逆流するおそれがあるとき)
- 水をなるべく使わない
- 水のうを便器の中や排水口の上に置く
1:逆流が収まるまで、風呂の水を抜かない、洗濯をしない
水のうは、水を入れて口を縛った二重のゴミ袋です。
使った袋は、トイレに流さない
出典:岡山市「下水道Q&A トイレやお風呂の排水口から逆流してきた」(ページ上の日付 2020年5月11日)
大雨でないとき(排水管のつまりが疑われるとき)
しないこと新たに水を流さない
しないことつまっている箇所に、無理に触らない
188・水道局は国や自治体などの窓口で、当協会の運営・提携ではありません。
水回りの相談件数の推移:2014年度から2024年度(12月末まで)
国民生活センターは、水回り修理や鍵の開錠、害虫駆除などを「暮らしのレスキューサービス」として集計しています。
資料1-1では、その中を5つの区分(トイレ修理、水漏れ・排管等の詰まりの修理、鍵の修理・交換、害虫・害獣等の駆除、インターネットで依頼したロードサービス)に分け、年度ごとの件数を示しています。
リフォーム工事は含まれません。
次の表は、5区分のうち、水回りの2区分だけをぬき出したものです。
資料の図の数値を読み取っています。
暮らしのレスキューサービス全体の件数ではありません。
「水漏れ・排管等の詰まりの修理」の区分には、トイレの水漏れ・排管等の詰まりは含まれません(資料1-1の注記)。
| 年度 | トイレ修理(件) | 水漏れ・排管等(排水管など)の詰まりの修理(件) |
|---|---|---|
| 2014 | 565 | 425 |
| 2015 | 617 | 429 |
| 2016 | 745 | 481 |
| 2017 | 832 | 554 |
| 2018 | 980 | 538 |
| 2019 | 1,158 | 605 |
| 2020 | 2,600 | 895 |
| 2021 | 2,677 | 931 |
| 2022 | 2,177 | 794 |
| 2023 | 2,316 | 792 |
| 2024(2024年12月末までの登録分) | 1,279 | 503 |
出典:国民生活センター「暮らしのレスキューサービスに係る消費者相談の概況」(消費者委員会 第453回 資料1-1、2025年2月18日)。
表から、次のことが読み取れます。
- 2019年度までは、どちらの区分も、おおむね増える傾向です。ただし、水漏れ・排管等の詰まりの修理は、2018年度に前年度(554件)より減っています(538件)。
- 2020年度に、トイレ修理は1,158件から2,600件へ、水漏れ・排管等の詰まりの修理は605件から895件へ増えています。
- 2020年度から2023年度は、どちらの区分も2019年度以前より高い水準です。年ごとの増減は、一方向ではありません。
- 2024年度は、2024年12月末までの登録分で、年度の確定値ではありません。
国民生活センターの担当者は、委員会で、近年は件数がやや減っているという趣旨の説明をしています(2025年2月18日の議事録)。
件数を読むときの注意
- 集計の範囲:件数は、PIO-NET(パイオネット。全国の消費生活センター等に寄せられた相談を集めたデータベース)に登録された相談です(PIO-NET の説明の出典:消費者委員会 第453回 資料1-1 の2ページの注記)。資料には、「消費生活センター等からの経由相談は含まれていない」という注記があります(2021年・2025年の資料)。
- 年度の途中の数字:2024年度は、2024年12月末までの登録分です。年度が終わったあとの確定値は、確認できた範囲では公表されていません。
- 発表のたびに値が違う:国民生活センターは、暮らしのレスキューサービス全体の件数も公表しています。たとえば2017年度は、2018年12月20日の発表では2,763件、2021年10月7日の発表では2,805件です。2021年の発表は、冷暖房、ドア・ガラス、給湯器などを含む広い範囲を対象にしています。別の発表の数字を並べて比べることはできません。
- 件数に表れない相談:国民生活センターの担当者は、相談や苦情として上げない方も、かなりいらっしゃるのではないか、という推測を述べています(2025年2月18日の議事録)。
相談の中身と、広告の変化
表の下で紹介した担当者の説明(近年はやや減っている)と、次の消費者委員会の意見(全体は増加傾向)は、対象の区分や時点が違う可能性があります。
どちらが正しいということではなく、別の数字として読んでください。
消費者委員会は、2025年8月4日の意見で、暮らしのレスキューサービス全体の相談件数は、2020年度頃から急増し、今なお増加傾向にあるとしています。
同じ意見で、インターネットなどの電子広告に係る相談の割合は、2014年度は全体の約15%、2024年度は確認できただけでも約55%としています。
水回り2区分の動きと、5区分全体の動きは、同じとは限りません。
どの区分の、どの時点の数字かを確かめて読んでください。
相談の事例の型は、水道修理トラブルの相談事例:国民生活センターの発表にみる5つの型で説明しています。
件数の傾向を知ったうえで、依頼前にできること
件数が多いことは、特定の事業者の良し悪しを示すものではありません。
ただ、相談の多い場面を知っておくと、依頼の前に確かめる点が分かります。
- 電話の前に、会社名や料金の条件を確かめる。水道修理を電話で依頼する前の確認リスト:会社の確かめ方と準備で説明しています。
- 見積書で、作業の内容と追加料金を確かめる。水道修理の見積書で確認する項目と、追加作業を勧められたときの断り方で説明しています。
- 困ったときは、消費者ホットライン188に相談する。準備は、消費生活センター・188に相談する準備:水道修理トラブルで聞かれることで説明しています。
2009年から駆け付け型の水道修理業界に携わってきた当協会の代表が、見てきた範囲でお伝えします。
ここでいう「ご相談」は、修理の問い合わせやご依頼のことで、上の消費生活相談の件数とは別の話です。
修理のご相談・ご依頼が増えやすかった時期は、次のとおりです。
いずれも統計ではなく、代表の印象です。
- 冬には、つまりの修理のご相談・ご依頼が増えました。
- 寒波のときは、凍結や配管の破裂の修理のご相談・ご依頼が増えました。凍結の予防と対処は、水道管の凍結が心配なとき・凍ったとき:予防と溶かし方、破裂時の対処で説明しています。
- 季節ごとの連休には、家族や友人が集まる機会に、つまりが起きたというご相談がありました。
修理の料金や契約のトラブルでお困りのときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、お近くの消費生活相談窓口を案内してもらえます。
相談は無料ですが、通話料はお客様のご負担です。
受付時間は窓口によって異なります。
お住まいの消費生活センターにも、相談できます。
188は公的な窓口で、協会とは別です。
出典・参考
- 国民生活センター「暮らしのレスキューサービスに係る消費者相談の概況」(消費者委員会 第453回 資料1-1、2025年2月18日)https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2025/453/doc/20250218_shiryou1-1.pdf(2026年10月30日 確認)
- 消費者委員会「第453回 議事録」(2025年2月18日)https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2025/453/gijiroku/index.html(2026年10月30日 確認)
- 消費者委員会「レスキューサービスに関する消費者問題についての意見」(2025年8月4日)https://www.cao.go.jp/consumer/content/20250804_iken1.pdf(2026年10月30日 確認)
- 国民生活センター「水漏れ修理、解錠など「暮らしのレスキューサービス」でのトラブルにご注意」(2018年12月20日発表、2019年1月10日更新)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20181220_1.html(2026年10月30日 確認)
- 国民生活センター「水回り修理「950円~」のはずが…数十万円の高額請求に!-水回り修理、解錠、害虫駆除などの緊急対応で事業者とトラブルにならないためには?-」(2021年10月7日発表)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20211007_2.html(2026年10月30日 確認)
更新履歴:2026年10月30日 公開
当協会は、水道修理工事を行っていません。
水道修理業者のご紹介は、現時点では行っていません。
この記事は、公的機関などの資料をもとにした一般的な情報提供です。
ご自宅の状況や契約の内容によって、結論は変わることがあります。
個別のご事情は、消費生活センター(188)などの専門の窓口にご相談ください。
この記事の作成:日本緊急水道修理業協会 準備事務局
当協会と、代表が運営する別のサイトとの関係は、関連事業との関係についてをご覧ください。

