最終確認日:2026年10月30日
国民生活センターが公表している水道修理などの相談事例は、「広告の金額と請求額の差」「作業の追加」「見積もり費用の請求」「断りにくい状況」「その場での支払い」といった型に分けて読めます(型の分け方は当協会の整理です)。
共通する助言は、広告の金額をそのまま信用せず、納得できないときはその場で支払わず、消費生活センター等(消費者ホットライン188)に相談することです。
この記事は公表された事例の要約で、個別の契約についての法的な判断ではありません。
事例は、消費生活相談から国民生活センターがまとめたものです。
事例の事実を、当協会が確かめたものではありません。
広告の金額が低いこと自体で、事業者の良し悪しは判断できません。
修理を待つあいだの応急処置の目安です。
安全にできる範囲で、無理せずどうぞ。
症状を選んでください
汚水が逆流する
大雨のとき(下水が逆流するおそれがあるとき)
- 水をなるべく使わない
- 水のうを便器の中や排水口の上に置く
1:逆流が収まるまで、風呂の水を抜かない、洗濯をしない
水のうは、水を入れて口を縛った二重のゴミ袋です。
使った袋は、トイレに流さない
出典:岡山市「下水道Q&A トイレやお風呂の排水口から逆流してきた」(ページ上の日付 2020年5月11日)
大雨でないとき(排水管のつまりが疑われるとき)
しないこと新たに水を流さない
しないことつまっている箇所に、無理に触らない
188・水道局は国や自治体などの窓口で、当協会の運営・提携ではありません。
国民生活センターが公表した事例を分けた、5つの型
国民生活センターは、水回り修理や鍵の開錠、害虫駆除などの「暮らしのレスキューサービス」に関する相談事例を、繰り返し公表しています。
ここでは、2018年12月20日、2021年10月7日、2023年4月18日の発表と、2025年2月18日に消費者委員会へ提出された資料から、事例の型を要約します。
以下の5つの型は、公表された事例を当協会が分けたもので、国民生活センター自身の分類ではありません。
金額は書いていません。
| 型 | 事例の要約 | 公表資料 |
|---|---|---|
| 1 広告の金額と請求額が大きく違う | 低い金額をうたう広告を見て依頼したところ、請求が広告の金額を大きく上回った。水漏れ修理で、事前に上限を聞いていたのに、別の作業員が来て、それを大きく超える請求を受けた事例もある | 2021年10月7日、2023年4月18日、2025年2月18日(資料1-1) |
| 2 作業が次々に追加される | 作業の途中で、必要だと言われた作業が次々に追加され、金額が膨らんだ | 2021年10月7日 |
| 3 見積もり・取り外しの費用を請求される | 「無料」の見積もりを頼んだのに、見積もりの費用を請求された。「見積もり無料」のチラシを見て依頼したところ、無断で蛇口を取り外され、取り外しの料金を請求された | 2018年12月20日、2025年2月18日(資料1-1) |
| 4 契約を断りにくい状況にされる | 見積もりを頼んだだけなのに、契約を断りにくい状況にされた。料金が高くて断ったら、キャンセル料を請求された(水回り以外の鍵、害虫・害獣駆除の事例) | 2018年12月20日、2021年10月7日 |
| 5 その場で支払ってしまう | 請求された金額を、その場で現金やATMで支払った。現金がなく翌日払いを頼んだが断られた事例もある | 2021年10月7日、2023年4月18日 |
事例に共通する助言(国民生活センター)
国民生活センターの助言は、資料ごとに表現が少しずつ違いますが、要点は次の3つです。
- 広告や電話で示された金額を、そのまま信用しない。
- 納得できないときは、契約せず、その場で支払わない。
- 困ったときは、消費者ホットライン188に相談する。
それぞれの助言の内容と、資料の年は、次のとおりです。
- 広告や電話で示された金額を、そのまま信用しない。依頼前に、料金に含まれる範囲と追加料金を確認する(2018年・2023年)。広告の読み方は、水道修理の広告にある「〇〇円〜」の読み方:表示金額と請求額の差と、水道修理の格安広告から高額請求になる流れと、電話で確かめることで説明しています。
- 契約の前に、複数の事業者から見積もりを取る(2018年)。見積書の見方は、水道修理の見積書で確認する項目と、追加作業を勧められたときの断り方で説明しています。
- 緊急時に備えて、地元の工務店や自治体の管工事組合などを、あらかじめ探しておく。止水栓の場所を把握しておく。家主・管理会社・火災保険に、緊急時の手順を確認しておく(2021年)。水道局の案内は自治体で異なります。水道局は水漏れ修理の業者を紹介してくれる?自治体で異なる対応と確かめ方で説明しています。
- 急かされたり、次々に高額な作業を提案されたりしたときは、断る。納得できなければ、契約せずにはっきり断る(2018年・2021年)。
- 納得できないときは、その場で支払わない。後で適正な額を支払う意思を伝える(2021年・2023年)。払う前に整理することは、水道修理で高額請求されたら、払う前にすること:書面と記録の確認と、水道修理で支払いを急がされたとき:現金・ATM・「半額にする」と言われたらで説明しています。
- 困ったときは、消費者ホットライン188(お住まいの自治体の消費生活センター等につながります)に相談する(2018年・2021年・2023年)。相談の準備は、消費生活センター・188に相談する準備:水道修理トラブルで聞かれることで説明しています。
- 条件によっては、特定商取引法のクーリング・オフができる可能性がある、と紹介されています(2021年・2023年)。できるかどうかは、契約の内容や状況によって変わります。水道修理のクーリング・オフ:自分で呼んだ場合はできないのかで説明しています。
事例を読むときの注意
- 事例は、相談の一部を類型にまとめたものです。件数や割合を示すものではありません。件数の傾向は、水回りトラブルの相談件数の推移:国民生活センターの資料から読む傾向で説明しています。
- 事例には、水回り以外の資料が含まれます。
- 自分の契約が事例に当たるかどうかは、この記事では判断できません。判断に迷うときは、188に相談してください。
修理の料金や契約のトラブルでお困りのときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、お近くの消費生活相談窓口を案内してもらえます。
相談は無料ですが、通話料はお客様のご負担です。
受付時間は窓口によって異なります。
お住まいの消費生活センターにも、相談できます。
188は公的な窓口で、協会とは別です。
出典・参考
- 国民生活センター「水漏れ修理、解錠など「暮らしのレスキューサービス」でのトラブルにご注意」(2018年12月20日発表、2019年1月10日更新)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20181220_1.html(2026年10月30日 確認)
- 国民生活センター「水回り修理「950円~」のはずが…数十万円の高額請求に!-水回り修理、解錠、害虫駆除などの緊急対応で事業者とトラブルにならないためには?-」(2021年10月7日発表)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20211007_2.html(2026年10月30日 確認)
- 国民生活センター 見守り新鮮情報 第448号「想定外の高額請求! トイレ修理トラブルに注意」(2023年4月18日)https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen448.html(2026年10月30日 確認)
- 国民生活センター「暮らしのレスキューサービスに係る消費者相談の概況」(消費者委員会 第453回 資料1-1、2025年2月18日)https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2025/453/doc/20250218_shiryou1-1.pdf(2026年10月30日 確認)
更新履歴:2026年10月30日 公開
当協会は、水道修理工事を行っていません。
水道修理業者のご紹介は、現時点では行っていません。
この記事は、公的機関などの資料をもとにした一般的な情報提供です。
ご自宅の状況や契約の内容によって、結論は変わることがあります。
個別のご事情は、消費生活センター(188)などの専門の窓口にご相談ください。
この記事の作成:日本緊急水道修理業協会 準備事務局
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